神宮外苑絵画館日本画教室

東京新宿区、神宮外苑絵画館日本画教室のブログです。伝統的な日本画の技術を学びながら、よりよい絵に近づけるよう制作をしています。初心者はデッサンから日本画の基礎を学べます。絵を描く喜びを感じていただければ幸いです。初心者クラスも開設。受講生募集中。講師:前本利彦

神宮外苑絵画館日本画教室 

f:id:nihonga:20160607101740j:plain

 

 

 

日本画を始めてみたい方募集しています

 

日本画に関心があり、日本画を自分でも描いてみたいと思っている方
思い切って日本画を始めてみませんか。
全く初めての方でも始められます 
 
この教室は開設してから九年目になります。神宮外苑の樹々に囲まれた
伝統ある絵画館の 広々とした綺麗な教室で学べます。
 
 
 
 
 

f:id:nihonga:20170723122915j:plain

 

 

 

 

日本画は日本で独自に発達してきた絵画です。日本の風土の中で 四季折々の花や風景を日本人らしい感覚で絵にしてきました。岩絵の具という粉末の絵の具を使い 毛筆で和紙や絹に描かれています。

 

 

 

 

 

 

f:id:nihonga:20160406205258j:plain

 

 

 

 教室では 初めての方は花のスケッチから学びます。鉛筆の線を使って花の形を描き 色鉛筆で色を塗りながら花の感じを出していきます。

スケッチに慣れたら 徐々に岩絵の具の使い方を学びます。

 

 

 

              主な指導方針

 

繊細で美しい日本画を学ぶことは 自然や名画を見る目が成長し 心の糧となることと思います。日本画には長い歴史があり 世界に類のない美しさを持つ絵画なのです。

そんな日本画の描き方と 心を学ぶことができますように願って指導しております。

日本画を描くのは始めてという方にも 初歩的な方法から少しづつ段階を追って 理解できるようにじっくりと丁寧にお教えするよう心がけています。

日本画を観るのも良いものですが 日本画の材料を実際に手に取って 筆や岩絵の具の感触を体験し 自ら描いて美を創り出すことは 何物にも代えがたい喜びとなることと思います。日本人の生み出した伝統ある絵画とはどんなものなのか 日本人独特の感性とは一体どの様な特色を持ったものなのかといったことを描くことを通じて感じて頂ければ幸いと思って居ります。現代は失われつつある貴重な日本画の古典技法を守り 伝えてゆくことを願って止みません。 

 

 

 

 

 

             教室のご案内

 

 

 

*教室は 木曜日クラス・土曜日クラス・日曜日クラスの3クラスがあり ご都合のよい曜日を選んで入会することが出来ます。また その月のご都合で どのクラスへの振替も自由に出来ます。どのクラスも初心者から経験者まで幅広いキャリアの方が学んでいます。その方のペースに合わせた丁寧な指導を心がけていますので 初めての方も安心してご入会頂けます。

 

土曜日クラスは 特に初心者クラスとして始めた教室で 初心者の方も多くいらっしゃいます。初心者の方で土曜日のご都合がつかない場合はお気兼ねなく

他のクラスにご入会下さい。

 

 

 

               教室風景

 

   f:id:nihonga:20171118173756j:plain

 

 

 

   f:id:nihonga:20171118173957j:plain

   

   教室はゆったりとしたスペースがあり 教材を気兼ねなく広げることが

   出来ますし 各自のペースで落ち着いて制作出来る申し分のない環境で

   す。教室ではいっせいに課題を描くことはございません。各自描きたい

   モチーフを選び 自由なペースで制作を進めます。講師が各机を回って

   指導を行い 疑問点などにお答えし技法や表現方法などをアドヴァイス

   致します。初めての方の どの様なご質問にもお答えいたしますのでご   

   安心下さい。教室の方々の作品に 講師の寸評を添えて紹介した「作品

   紹介」をご覧頂くとご参考になるかと存じます。

 

     

        f:id:nihonga:20170605195211j:plain

 

 

教室は月1回です(おおむね月の最終週の木曜日・ 土曜日・日曜日ですが                                                 その他の週に変更になる場合もあります。変更は三ヶ月     

              前にお知らせします。)

     

 

     

                         2018年・2月の教室

 

              🔵 2月22日 木曜日

              🔵 2月24日 土曜日

              🔵 2月25日 日曜日

 

 

       2018年・年間予定は下記の日程表をご覧ください。

 

f:id:nihonga:20171201183629j:plain

 

この様なスケジュールで教室を開催致します。教室のご見学はスケジュールに沿って

お電話でお申し込みください。お昼休みの12時半~1時の間にお越しいただけますと

ご質問にもお応え出来ます。どうぞお気軽にご見学にいらしてください。

 

 

*時間:10:00a.m.~16:00p.m.

                     (お昼休み 12:00~13:00)

 

 

*月会費:8,000円 入会金はございません。

              教室にいらした月のみ申し受けます。          

 

 

*用具代:初心者の方は 下記のスケッチ用具を各自で揃えて頂きます。

 

     ◍初回にご持参頂くスケッチの為の用具です 

 

       ・スケッチブック F6号 (HOMO DRAWING BOOK 又は MuseF6)

                          ・鉛筆 H・HB・B・2B・3B(ファーバーカステル、ステットラー)

       ・色鉛筆 24色以上 (ホルベイン・アーチスト色鉛筆)

       ・ねり消しゴム  (イージークリーナー)

       ・鉛筆削り器 カッターナイフ

       ・初回にスケッチする 花一輪 単純で描き易い形のお好きな花

       ・花瓶 スケッチする花を活けるための軽便なもの プラスチック等

                            <世界堂 参照>

    (詳細を記載したプリントがございますのでご希望の方にはお送り致します

    ので ご遠慮なくお申し付けください。) 

 

 

     ◍岩絵の具を使うようになりましたら 日本画用具セットが必要になります

      詳しい内容はその際にご説明致します。

 

        ・日本画用具セット 約 27.500円 

 

 

*場所:〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号  

         明治神宮外苑絵画館 1階

    正面玄関をお入りになりますと受付がございますので

      日本画教室の場所をお尋ねください。

 

         最寄駅: JR  「信濃町駅

           地下鉄 「青山一丁目駅」 

               「外苑前駅 

 

 

*お申し込み お問い合わせは

 

           お問い合わせ先

            TEL & FAX : 0551-38-0385

             携帯電話:080-4435-8741 

             

           ご不明な点などは いつでもお気軽にお問い合わせください。

           又 お気づきの点などもご遠慮なくお申し付けくださいませ。                                 f:id:nihonga:20160406205233j:plain

教室の様子や教室の方々の作品などは 「神宮外苑絵画館日本画教室作品紹介」

  に掲載いたしました。 どうぞお楽しみ下さい。                                              

            f:id:nihonga:20160402195348j:plain 講師:前本利彦 (無所属)

 

                  略歴:1948年  北海道生まれ

                          1974年 多摩美術大学大学院日本画科卒業

                          1980年 神奈川県展大賞受賞

                          1984年 セントラル美術館日本画大賞展 招待出品 優秀賞受賞

                          1985年 セントラル美術館裸婦大賞展 招待出品 優秀賞受賞

                          1993年 個展「LA MODA ルチアーノ ソプラーニを描く」オンワードギャラリー)       

                          1995年 個展「聖 風景」(成川美術館)  1996年 個展「微風」(日本橋三越        

                          2000年 高野山蓮華院障壁画制作    2001年 個展「千草百草」(成川美術館

                          2004年 個展「花の朝」(成川美術館) 2012年 個展「百花繚乱」(成川美術館

                          2015年 個展「移り行く季」(日本橋三越

                                     2015年 個展「透明な花の輝き」(成川美術館

 

                                                                                    山梨県北杜市在住   

    現在は八ヶ岳南麓のアトリエで制作を続けています。前本利彦の作品や人となり

   日本画のあれこれなどを綴った ブログ「日本画の杜」をご覧になってみて下さ

   い。第十七章・第十八章では「前本利彦の人物画」を特集致しました。    

          

   

                   🐩

作品紹介 2018・1

一月の教室から完成作品を中心に講師の寸評を添えて 教室の皆さんの作品をご紹介致します。先月に引き続き 揉み紙の講習を掲載いたしますので合わせてご覧ください。

 

 

✬ 土曜日クラス

 

 

  f:id:nihonga:20180201194442j:plain

                                井上さん

 

 入会してから二点目の作品です。岩絵の具の扱いにも少しづつ慣れて来ました。バックの青のぼかしのグラデーションに苦労しましたが 何度も繰り返し 綺麗に出来ました。伸びやかな張りのある枝のトーンの変化や 小さな可憐な花のピンクのトーンなど様々な技術を覚えることが出来たと思います。これからも少しずつ コツコツと粘り強く進歩して行けるよう願っています。

 

 

 

f:id:nihonga:20180201195221j:plain

                                   古田M さん

 

 初めての完成作品ですが それにしてはかなり完成度の高いしっかりした作品だと思います。どう言う絵にしたいかハッキリとしたイメージがあり それを何とか表現したいとする熱意を感じます。朱や墨など 日本画の絵の具に対する感受性も敏感なものがあり 何よりも絵を描く事が好きで 描く事に楽しみを覚える事が出来る才能がとても貴重に思えます。

 

 

 

 

           「揉み紙 講習 №2」

 

 

前回12月の講習に続き 今回は揉み紙に裏打紙を貼り作品を描く事が出来るようにする過程を解説致しました。

 

 

f:id:nihonga:20180202193844j:plain

① 揉んだ紙の裏に水を引きます。

 

f:id:nihonga:20180202194034j:plain

② 裏に水を引いた揉み紙を 表を向けてテーブルやデコラの板に貼り付けます。

 

f:id:nihonga:20180202194319j:plain

③ 上から裏打ちする薄紙を当てます。

 

f:id:nihonga:20180202194507j:plain

④ 薄紙の上から 揉み紙のシワを伸ばすようにローラーをかけ テーブルに貼り付け  ます。

 

 

f:id:nihonga:20180202194734j:plain

⑤ テーブルに貼り付けた状態。このまま乾かします。

 

f:id:nihonga:20180202194916j:plain

⑥ バットや皿に糊を出して 水で薄めます。薄める目安は 糊を塗る時に刷毛がスムーズに動く程度の固さです。

 

f:id:nihonga:20180202195250j:plain

⑦ 揉み紙が大き目なので裏打ち紙を二枚に分けて貼ることにします。二枚に切る時は紙を二つに折り 折ったところを刷毛などで水で濡らしてから紙を開き 千切るように裂いて行きます。これは 紙を重ねて貼った所に段が出来ないようにするためです。

 

f:id:nihonga:20180202200141j:plain

⑧ 揉み紙の裏に水を引いておきます。

 

f:id:nihonga:20180202200313j:plain

⑨ 裏打ち紙の全面に糊を引いて行きます。

 

f:id:nihonga:20180202200454j:plain

⑩ 細い板や竹の定規などに 糊を付けた紙の端を貼り付けます。

 

f:id:nihonga:20180202200725j:plain

⑪ 細い板に貼り付けた紙をすくうように持ち上げます。

 

f:id:nihonga:20180202200921j:plain

⑫ 裏打ち紙を貼る位置を 予め下の新聞紙に印を付けて置くとやり易いでしょう。

 

f:id:nihonga:20180202201254j:plain

⑬ 先程裏に水を引いた揉み紙の上に置くように貼って行きます。

 

f:id:nihonga:20180202201532j:plain

⑭ 裏打ち紙の方が揉み紙より大き目の方が貼り易いでしょう。

 

f:id:nihonga:20180202201745j:plain

⑮ 柔らかい毛の刷毛で裏打ち紙を 軽く撫でつけます。

 

f:id:nihonga:20180202201927j:plain

⑯ 堅い毛の刷毛を立て 先を叩きつけるようにして紙を密着させます。

 

f:id:nihonga:20180202202226j:plain

⑰ もう一枚の裏打ち紙を 重ねるようにして貼り⑮・⑯の作業を繰り返します。

裏打ち紙を全面に貼り終えたら 揉み紙の方が表になるようにひっくり返して乾か 

します。裏打ちされた揉み紙を パネルに貼り込み作品を制作します。

  

 

  前回と合わせてご紹介致しました 「揉み紙」の作り方に必要な用具は次の通りで   

  す。ご参考になさって 是非お試しください。

 

f:id:nihonga:20180202203302j:plain

 

 

f:id:nihonga:20180203094741j:plain

 

 

 

 

 

                 ⛄⛄⛄

神宮外苑絵画館日本画教室 作品紹介 2017・12

教室の皆さんの作品を 完成作品を中心に講師の寸評を加えてご紹介致します。12月は

「揉み紙」と言う技法の講習を致しました。こちらも合わせてご覧ください。

 

 

✷木曜日クラス

 

  f:id:nihonga:20180111185009j:plain

                              白尾さん

 

白尾さんは理知的に絵を創ろうとするタイプだと思います。それだけにモチーフから受けるイメージをどう絵にするか、苦労しています。モチーフから受ける感動から離れ、画面上の表現に右往左往しがちになる傾向も見られます。それでも長い時間を掛け粘り強く苦労を重ね、この作品は出来ました。絵の構成も良く練られており、地隈の色の変化もまとまって、美しい作品になりました。この形式を少し続けて追及し、より確かな白尾さんの形を創って行って欲しいと思います。

 

 

 

✷日曜日クラス

 

 

  f:id:nihonga:20180111190353j:plain

                             亀田さん

 

亀田さんも前出した白尾さん同様、理知的に絵を創って行くタイプです。経験も長く、色々な時期を経てある程度の自分の形も持っています。イメージに近づけようとする技術も、少しずつ身についてきました。知性派らしい静謐な、品性を保った絵になりました。抑えた深さが、より内容の意味を感じさせます。その都度自分の持った想いを、絵という形にしていって欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

            「揉み紙 講習 №1」

 

揉み紙はいつ頃から始められたものか分かりませんが 始めは工芸作品に使われたものだと思います。ひび割れた模様を作り 日本画ではそれを絵肌(マチエール)として使うようになりました。画面を全体にひび割れを作り その上に絵を描きます。ひび割れの効果が絵に一風変わった味を作ります。

 

 

 

   f:id:nihonga:20180111193955j:plain

① 紙の四方のふちを1㎝位残して 全体に墨を塗ります。濃さは自由ですが 濃いほどひびの強さがはっきり出ます。

 

 

    f:id:nihonga:20180111194607j:plain

② 様々な色を使うことが出来ます。粒子の無い棒絵の具の方が適しています。

 

    f:id:nihonga:20180111194916j:plain

③ 大き目の皿に胡粉と (下塗り用の胡粉でも良い) 膠を入れてやや固めのヨーグルト程の固さに溶きます。量が多いので指で溶くよりペインティングナイフの方が楽にできます。ペインティングナイフは錆びないステンレス製が良いでしょう。溶けたら水を加え薄めて使います。

 

 

    f:id:nihonga:20180111195702j:plain

④ 胡粉に色を加える事も自由です。写真は黄土を少し加えました。色を加える場合は粒子の細かい水干絵の具が適しています。

 

   f:id:nihonga:20180111200231j:plain

⑤ 刷毛が途切れず動く程度の固さに薄めた胡粉 (牛乳とヨーグルトの間位の固さ) を塗ります。

 

              f:id:nihonga:20180111201018j:plain

⑥ 乾いたら塗りを四~五回繰り返します。(下地の墨が殆ど消える位)

 

 

    f:id:nihonga:20180111201359j:plain

⑦ 胡粉が乾いたら 端から静かにクシャクシャに揉んで行きます。

 

 

    f:id:nihonga:20180111201652j:plain

⑧ 団子状にして静かに握り シワを作ります。

 

f:id:nihonga:20180111201912j:plain

⑨ 紙を広げ シワの感じを見ながら足りないところを揉んで シワの状態を整えて行きます。

 

 

   今回はここまででしたが 次回「揉み紙№2」で続きをご説明いたします。

    「作品紹介 2018.・1」に第二回目の講習をご紹介致しました。

 

 

神宮外苑絵画館日本画教室 作品紹介 2017・11

 

教室の皆さんの作品をご紹介致します。完成作品を中心に講師の寸評を添えてご覧頂くページです。どうぞお楽しみ下さい。

 

 

✬土曜日クラス

 

 

 

   f:id:nihonga:20171213181840j:plain

                               大場さん

 

この作品は この教室に入って一作目ですが日本画は以前に何年か経験しています。しかし作風が以前とは違うので戸惑う事が多かったと思います。丹念な写生をもとに構図などにも気を配り 良く描けていると思います。以前に描いた素描などを見せて頂きましたが 感覚の良さを感じました。絵の具の扱いなどを覚えながら 感覚を発揮して行ける作品が出来るのを楽しみにしています。

 

 

 

✬木曜日クラス

 

 

  f:id:nihonga:20171213183206j:plain

                               吉永さん

 

いつもの吉永さんらしい 色が綺麗で無垢な美しい作品が出来ました。技術的にも進歩しており 菜の花の花の部分など柔らかい花びらの感じが良く出ていると思います。

葉の細かいヒダは普通は省略してしまいますが 見たまま 感じたままの表現で返ってユニークな感じがして面白いと思います。

 

 

 

  f:id:nihonga:20171213184032j:plain

                               鈴木Yさん

 

ご本人は花は苦手なので今は練習だとおっしゃいますが だいぶ鈴木さんらしい花に近づいて来たと思います。デッサン力があるので 絵が甘くならずしっかりした強さを感じます。自然の色を 絵の具の色にどの様に置き換えれば自然に見えるのか 絵の具の選択を考えて行くとまだまだ良くなると思っています。

 

 

 

 

                 ✷

 

神宮外苑絵画館日本画教室 作品紹介 2017・10

    教室の皆さんの完成作品を中心に講師の寸評を添えてご紹介致します。

 

 

◍木曜日クラス

 

 

f:id:nihonga:20171109193711j:plain

                                川俣さん

 

ひょうたんを見たまま 感じたままに描いてます。素直で何のてらいもない良い絵だと思います。日常の中で身近な物 ふと目に留まった物を絵にするのは絵の原点と言っても良いでしょう。構図も色使いも感覚が良く 身の回りにある物に対する感受性と愛情を感じます。

 

 

 

◍日曜日クラス

 

 

  f:id:nihonga:20171109194355j:plain

                                 福嶋さん

 

一時 忙しくて描けない時期があって中断し それでも諦めずに長い時間を掛けて仕上がった作品です。迷いながら 粘り強く戦った跡が絵の深さになっています。もともと技術的にも絵の上手さを持っていますが この絵は上手さだけではない内面的な心を感じさせます。何か一段成長出来るものをえたのではないでしょうか。

 

 

 

 

   f:id:nihonga:20171109195141j:plain

                                黒瀬さん

 

メリハリの効いた清々しい爽やかな作品だと思います。まだ岩絵の具を使い始めてから三作目くらいだと思いますが だいぶ絵の具にも慣れてきました。花の黄色を鮮やかに出すために バックの黒群青を花を避けて塗らなければなりませんが 技術も根気も要る仕事を恐れずに前向きに良く出来たと思います。

 

 

 

 

f:id:nihonga:20171109195830j:plain

                                 齊籐Aさん

 

齊籐Aさんの人柄が良く出た ヒューマンな暖かい作品になりました。暖かいだけではなく平和で幸福な情景の中に もっと多様な面も合わせ持つ人間の深さも描けたと思います。ただ表面的な図柄だけではない齊籐Aさんの心が 見る人の心に触れてくる作品になりました。

 

 

 

 f:id:nihonga:20171109200447j:plain

                                 二井さん

 

以前 この作品の素描を掲載しましたがその時も良い素描だったので 良い作品になればと願っていました。表現が平面的な描写で 色の面を生かした美しい作品になりました。バックのグレーがかった桜色 獅子の黒と朱 座布団の水色とひもの朱など 配色がぴったりと合っています。岩絵の具も発色が良く コクと気品が出せました。日本画の一番良いところが出た作品です。

 

 

 

 

 

 

 

                 🍁

神宮外苑絵画館日本画教室 作品紹介 2017・8・9

     教室の皆さんの作品の中から 完成作品を中心に講師の寸評を添えて

     ご紹介致します。今回は 八月・九月の作品です。

 

 

🔹土曜日クラス

 

   f:id:nihonga:20171022185820j:plain

                          天野 Kさん

 

   入会して始めての完成作品です。 扱い慣れない日本画の絵の具に大変苦労

 なさいましたが 努力の甲斐あって第一作目が出来上がりました。これからも

 筆の使い方 膠の分量などを少しづつ覚えていって一作目の初々しさが懐かしく

 思い出されるように制作を続けてゆかれれば良いと思います。色彩の感覚が瑞々

しい所が良いと思いました。

 

 

 

 

🔹木曜日クラス

 

 

f:id:nihonga:20171022185746j:plain

                                 大橋さん

 

岩絵の具を使い始めて三作目か四作目の作品だと思いますが 随分上達したと思います。絵の具の発色も良いし 平板にならずふっくらと塗れています。黒群青のバックに花や実の赤朱色が鮮やかに映えて美しい作品です。花器にアルミ泥を使ったり 少しづつ技術の幅も広がり これからが楽しみです。

 

 

 

 

    f:id:nihonga:20171022190455j:plain



 

   f:id:nihonga:20171022190426j:plain

 

    f:id:nihonga:20171022190353j:plain

                           村上さん

 

露草 アザミ クリスマスローズ の三点共村上さんの作品です。どれも小さな

作品ですが いつもの村上さんの感覚の良さが発揮されています。筆が走りすぎて

上辺だけにならないよう 対象のモチーフを良く見て 深く感じること イメージ

を膨らませることが大切だと思います。いつも言っていることなので良く承知して

いると思います。その事に向かって行けば 間違いなく良い絵が描けると思います。

 

 

 

  f:id:nihonga:20171022190323j:plain

                                新井さん

 

  新井さんもこのカーラーの作品が三作目か四作目だと思います。順調に上達してい       

  ます。今回の作品でカーラーの白の胡粉の使い方を学びましたが 上手に理解して

  使えたと思います。これを忘れず しっかりと身に付けて更に磨いて欲しいと思っ

  ています。デッサンの形も進歩していますし これから徐々に自分の感覚・イメー

  ジを発揮していって欲しいと思います。

 

 

 

 

 

                  🎥

     九月の日曜日クラスに 前本の作品を紹介する映写会がありました

 

 

f:id:nihonga:20171022185910j:plain

 

 

    f:id:nihonga:20171022190010j:plain

    日曜日クラスの齋藤さん御夫妻のご尽力で実現した映写会には四十名ほど

    の方々にお集まり頂き 二時間ほどかけて 二十七点の作品を観賞して頂

    きました。

 

f:id:nihonga:20171022185943j:plain

お忙しいお仕事の合間に この様な映写会を設けて下さった齋藤さん御夫妻のご厚意に深く御礼申し上げます。二十年ほど前の作品を この様な形で皆様にご紹介する機会を持てましたことを感謝致して居ります。

 


     

 

   f:id:nihonga:20171022190104j:plain

 

 

 

 

 

                ☁ ☁ ☁

神宮外苑絵画館日本画教室 作品紹介 2017・7

        7月の日本画教室の完成作品を 講師の寸評を添えて

             ご紹介致します。

 

 

 

木曜日クラス

 

 

 

 

 

  f:id:nihonga:20170729195407j:plain

                             村上さん

 

 綿毛になった薊を描いています。村上さんの描法スタイルが出来かかっているように思います。自分の資質として持っている感性で物を見 それを何とか表現しようとしています。資質を技術と結び付けるのは難しいことですが それを進めて行く努力をしていると思いました。

 

 

 

 

 

 

土曜日クラス

 

 

 

 

 

   f:id:nihonga:20170729201011j:plain

                             鈴木Kさん

 

 

 岩絵の具を使い始めて一作目の完成作品です。感性も良く 技術的にもなかなか器用です。これから日本画をどう習得し 成長して行くのか 可能性を感じさせる作品です

 

 

 

 

 

 

 

  f:id:nihonga:20170729200855j:plain

                            柳澤さん

 

 この作品も この教室で岩絵の具を使って描いた一作目作品です。テンペラ画などの経験があると聞いていますが 堅実な技術を感じさせます。これからどのような感性を発揮して行くのか 楽しみに見て行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

日曜日クラス

 

 

 

 

 

f:id:nihonga:20170729201820j:plain

                              小山さん

 

 

 

  f:id:nihonga:20170729202008j:plain

                           小山さん  

 

 

 

 

     f:id:nihonga:20170729202131j:plain

                             小山さん

 

 

 川のある風景----  とくに大きな特徴がある訳でもない平凡な日本の山河を描いた絵ですが しみじみとした作者の気持ちが感じられます。

 小山さんの絵は身近な何でもないものに作者の心が動き その気持ちをそのまま絵と言う形にしています。作者の人生とか 生活とか人間とか 生きているすべてを感じさせ 絵を描く事がとても好きだと言う気持ちがこちらに伝わります。

 生きていて 心が動くという事は幸福な事だと感じさせてくれる絵です。

 

 

 

 

 

 

 

                🌊🌊🌊