教室の皆さんの作品の中から 完成作品を中心に講師の寸評を添えて
ご紹介致します。今回は 八月・九月の作品です。
🔹土曜日クラス
天野 Kさん
入会して始めての完成作品です。 扱い慣れない日本画の絵の具に大変苦労
なさいましたが 努力の甲斐あって第一作目が出来上がりました。これからも
筆の使い方 膠の分量などを少しづつ覚えていって一作目の初々しさが懐かしく
思い出されるように制作を続けてゆかれれば良いと思います。色彩の感覚が瑞々
しい所が良いと思いました。
🔹木曜日クラス
大橋さん
岩絵の具を使い始めて三作目か四作目の作品だと思いますが 随分上達したと思います。絵の具の発色も良いし 平板にならずふっくらと塗れています。黒群青のバックに花や実の赤朱色が鮮やかに映えて美しい作品です。花器にアルミ泥を使ったり 少しづつ技術の幅も広がり これからが楽しみです。
村上さん
露草 アザミ クリスマスローズ の三点共村上さんの作品です。どれも小さな
作品ですが いつもの村上さんの感覚の良さが発揮されています。筆が走りすぎて
上辺だけにならないよう 対象のモチーフを良く見て 深く感じること イメージ
を膨らませることが大切だと思います。いつも言っていることなので良く承知して
いると思います。その事に向かって行けば 間違いなく良い絵が描けると思います。
新井さん
新井さんもこのカーラーの作品が三作目か四作目だと思います。順調に上達してい
ます。今回の作品でカーラーの白の胡粉の使い方を学びましたが 上手に理解して
使えたと思います。これを忘れず しっかりと身に付けて更に磨いて欲しいと思っ
ています。デッサンの形も進歩していますし これから徐々に自分の感覚・イメー
ジを発揮していって欲しいと思います。
🎥
九月の日曜日クラスに 前本の作品を紹介する映写会がありました
日曜日クラスの齋藤さん御夫妻のご尽力で実現した映写会には四十名ほど
の方々にお集まり頂き 二時間ほどかけて 二十七点の作品を観賞して頂
きました。
お忙しいお仕事の合間に この様な映写会を設けて下さった齋藤さん御夫妻のご厚意に深く御礼申し上げます。二十年ほど前の作品を この様な形で皆様にご紹介する機会を持てましたことを感謝致して居ります。
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