神宮外苑絵画館日本画教室

コロナの影響で教室日程変更あります。下記記事ご確認下さいませ。 東京新宿区、神宮外苑絵画館日本画教室のブログです。伝統的な日本画の技術を学びながら、よりよい絵に近づけるよう制作をしています。初心者はデッサンから日本画の基礎を学べます。絵を描く喜びを感じていただければ幸いです。初心者クラスも開設。受講生募集中。講師:前本利彦

作品紹介 2024・2月

2月の教室から完成作品をご紹介致します。

 

 土曜日クラス

 

 

 

                                  大場さん

 

私はこの絵を見ていて何も言葉を挟む余地がありませんでした。表現としての色や形もそうですが 奥に沈む内的なものが少しも主張する訳でもないのにこちらに沁みてきます。クオリティーの高さとはこの様な事をいうのだとおもいました。

 

 

 

 

 

                                   天野さん

 

北里柴三郎の記念館に行った時の印象を描いた絵です。天野さんらしく三人の柴三郎の面影を描きました。周りの風景が美しく 記念館の様子も味わい深く描けました。天野さんの柴三郎に寄せる純粋で素直な思いが良く伝わって来ます。

 

 

 

 

                                西脇なほ子さん

 

同じ図柄の花の絵を反転させ 銀箔の下塗りも別々に換えて実験的に描いた二点の絵です。左側は草花の張りを感じ 右側は情緒的な雰囲気を感じます。上部の空間を開けた事を含め 作者の優しさが良く出ていると思います。

 

 

 

 日曜日クラス

 

 

 

 

                                   小原さん

 

奥に尖った木々の森がありゴッホを思わせる 黄色と赤のタッチで描かれた山 黒く水平に揺れる水とその間にある岩か島か それぞれが小原さんの裡にある静かな叫びのようなものを感じます。小原さん独特の感性ですが この絵はそれが破綻なく 良く出たえになりました。

 

 

 

 木曜日クラス

 

 

 

                                   新井さん

 

淡く 音無しい絵ですが 構図や色 絵の具の扱いなどに知的な感性を感じます。都会的と言うのか シャレた感じもあります。これからどんな絵を描くのか楽しみに見たいと思っています。

 

 

 

 

                                   小泉さん

 

良く目にする蕪を描きました。何気ない日常の中に様々な思いが詰まっているような味わい深い絵です。静かだからこそ余計語りかけて来るものがあり 描写の技術も進歩して来ています。

 

 

 

 

   

   

                               川俣さん

 

溌剌とした元気の良い絵です。色彩も明るく 岩絵の具の扱いもだいぶ慣れて来ました。描き続けていると必ず身に付いてくるものが有るので どんな絵が出来て来るのか見ていきたいと思っています。

 

 

 

 

                                   田中さん

 

今回は蕪の絵が二点ありましたが身近なものに目をやり心に触れるものを描くのが絵の基本だと思います。この絵も素直に正直に描かれており蕪のひげ根 葉 椎茸の石附」の方向など動きがあり活き活きと描けました。