三月の教室から完成作品を 講師の寸評を添えてご紹介致します。
🌸 日曜クラス
齋藤Aさん
教室で描くには大きめの 20号の作品はなかなか気の入った力作です。沈んだ配色が 海の重さ 深さ 広さを感じさせます。それに加えて光の表現に苦労の跡を感じます。
難しいモチーフに正面から真摯に取り組んだ姿勢は 今後の成長に必ず活かされて来るでしょう。
小林Aさん
今回は箔を貼る練習をしましたが 小林Aさんは銀箔を選び 銀箔地に柿と梨を描きました。黒地に茶の線の入った皿の上に 朱と黄緑の果実が置かれた配色の綺麗な作品が出来ました。岩絵の具の発色と 丁寧な技術に気を配り これからも端正な絵を磨いて行って欲しいと思っています。
🌸 土曜日クラス
伊賀さん
岩絵の具を使って描いた初めての作品です。初めて描く絵にしてはかなり手の込んだ 困難なモチーフでしたが 飽きることなく熱心に取り組みました。日本画は根気の要る手仕事なので 粘り強さが必要です。伊賀さんは 日本画を描く気質を持っていると思いますのでこれからの上達を楽しみに思っています。
堀内さん
堀内さんも 岩絵の具を使い始めて一作目の作品です。柔らかい発色の 清潔感のある清々しい作品です。これからも岩絵の具の美しさを知り 身に付けながら 自然物に対する想いと それを絵にする技術を勉強して行って欲しいと願っています。
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