大変遅くなってしまい 申し訳ございませんでしたが 9月の教室から完成作品をご紹介致します。
🎑日曜日クラス
黒瀬さん
カラスがとても良く描けました。黒のトーンの使い方とカラスの姿が良いと思います。背景の植物もカラスと良く合っており 絵の力が着いてきた事を感じさせます。
小原さん
椅子に座った何気ない人物画ですが 絵の構成が良く出来ています。椅子の形 花 メモ帳などの大きさや位置が的確で 人物の肌 洋服 背景 その他の小物の色彩の効果も申し分ありません。
🎑木曜日クラス
上原さん
粉雪を感じさせるとても良い絵だと思います。静けさの中に枝の動き 揉み紙の効果などが より静けさを増幅させ北国の抒情が描けています。
川俣さん
色が綺麗で 構図と色の配置が良く合っています。枝と裏葉を線で括った効果も良いと思います。
🎑
８月の教室より 完成作品をご紹介致します。長い間お休みしてしまいまして誠に申し訳なく 心よりお詫びを申し上げます。今後はこのような事のないように努めて参りますのでどうかご容赦いただけますようお願い申し上げます。
🌻土曜日クラス
鈴木Kさん
長い時間を掛けて熱心に描いた深みのある絵です。鈴木Kさんの真面目な根気良さがしみじみとした愛情を感じさせます。絵はこの様でありたいと思わされます。
近藤さん
揉み紙の背景にオレンジ色の花を一輪描きました。揉み紙はとても良く出来ました。花のカーブした形と左の空間が良く合っており それが絵全体の表情になりました。二色に分けた背景の分量も絵の表情を助けていると思います。
🌻日曜日クラス
山崎さん
絵の具を使い始めて一枚目の作品とは思えない程絵の具の扱いが上手です。絵に活き活きとした力を感じます。左に寄せた構図も 花 葉 茎 蕾 とバランスが良く 花とバックの空間との分量も申し分ありません。色彩の配置も的確です。
石坂さん
石坂さんの絵も 山崎さんの所に書いた感想と同じ事が言えます。絵の具の扱いが上手です。石坂さんの個性には 繊細さがありますが 決して弱くはなく 伸び伸びとした美しい線です。お二人共これからどんな絵を描いて行くのか 可能性を感じます。
🌻
７月の教室から完成作品をご紹介致します。
⛱ 土曜日クラス
天野さん
前回の ホウズキに乗った一寸法師の絵と対になった絵です。今度はブドウに乗った子供たちです。銀の揉み箔の宇宙を自由に浮遊する発想は やはり天野さん独自の追憶であり 幻想であり ポエジーです。感服するばかりです。
湯浅さん
丹念に 丁寧に描かれています。岩絵の具を使って一点目とは思えない程 岩絵の具の扱いが上手です。繊細ですが 萎縮せず 色彩やデッサンの形に感覚的なところも見られます。
⛱ 木曜日クラス
飛永さん
金箔を貼った上に 昼顔を描いています。4号程の小さな絵ですが 飛永さんはキャリアも長く 絵の構成に優れた感覚を持っています。細かいところにこだわらず 生き生きと描けるのも良いところだと思っています。
⛱
5月と6月の教室から完成作品をご紹介致します。
5月
🎏 日曜日クラス
齋藤Aさん
写真だと分かりにくいのですが 揉み紙の上に仏像が描かれています。白い地をそのまま残し 隈をつけただけの表現で 木々の緑とのコントラストが南国の光を感じさせ 秀作です。
🎏 土曜日クラス
近藤さん
目を見開きなにかの物音に反応した表情が描かれています。黒だけで猫の毛や身体の柔らかさを表現しようと苦心し良くまとめました。
森さん
岩絵の具を使って初めての作品ですが 花の色と葉の色のバランスが良く 色彩感覚の良さを感じます。
鈴木Yさん
一点目はお孫さんと手をつないだ背景に花が描かれています。ポスターになるような絵ですが 描写力と愛情のある思い入れで絵画になりました。
水仙の絵は写生が良く出来ており表現技術もさすがです。
杉本さん
岩絵の具を使い始め一点目の絵ですが 熱心に丹念に描かれています。葉の色の変化 伸びやかさが良く出来ました。
6月
☔ 日曜日クラス
陳さん
技術も上達し 内容も深まった陳さんの中でも傑作ができたと思います。4号程の小さな絵ですが良く描き込まれ 重厚さを感じ 神経の行き届いた表現は 陳さんならではの美しい絵画です。
志賀さん
空間を広く取り白い花が描かれた一見地味な絵ですが 静かな情感と愛情が感じられる良い絵だと思います。
小原さん
丹頂鶴が天に向かい鳴いているところですが 雪を白く描かなかったのは鶴の白を際立たせたかったのでしょうか。小原さん独特のリアリティを感じます。
☔ 土曜日クラス
近藤さん
下部に薄隈が入った銀色の背景に 茶系と黒の兎 オレンジ色の人参 わずかな緑の葉と何気ないのですが配色が良く 下を少し開けた構図などカンの良さを感じます。
西脇Tさん
薄赤の蓮の花が描かれています。小さめの花と背景を合わせるのに苦労しましたが 粘り強く取り組み 苦労が深みに変わり小ささを感じさせない静かな良い絵になりました。
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作品紹介が滞って 大変申し訳ございません。世田谷美術館の展覧会以降の作品をご紹介致しますのでご覧いただければ幸いです。
🌹 土曜日クラス
近藤さん
愛犬でしょうか 無邪気な表情が良く描けています。左に方向いているのが表情を強調しており 三輪の花も左に傾き 上からだいちゅうのリズムを作っています。それに対し 背景の金が波を作りながら右に下がって全体のバランスを取っています。
西脇Nさん
小さな作品ですが 金の揉み箔を作り 大きく空間を取って描いています。空間に負けない花や葉の色に苦心しましたが上手く出来ました。小さな画面の中に宇宙と自然の可憐な情緒が描けたと思います。
天野Kさん
またしても天野さん独壇場の傑作が出来ました。書も素晴らしく 我先に銀河流るる朱法師と書いてあるとの事です。天野さんの絵はいつもノスタルジックな 哀惜が描かれています。要するに紛う方なき詩人なのです。
🌹 日曜日クラス
小原さん
以前鹿の母子の絵がありましたが 今回の白熊の絵も母子の愛情を感じさせる表情がとても良く描かれています。背景の張り詰めた月と星空 空気も良く伝わり 特に月の細さが良かったと思います。手前の氷の割れ目のような線も画面の緊張を緩める意味で効果的でした。
🌹 木曜日クラス
吉永さん
いつもながら抒情豊かなえになりました。画面の中のモミジの分量 空間の分量 シャガの大きさと配置 それに加え色彩とトーンの変化 それら全てに抒情性がふくまれています。モミジもシャガも小さく描かれていますが 小ささを感じないのは 素直な素朴さによるものでしょうか。
大西さん
いつもよりボカシなども入り 大西さんらしくない感じをうけますが 色彩 構成などにやはり大西さんrasisaga出ていると思います。色々動く時がありますが 元来絵を描く質を持っているので やがて大西さんらしい絵が出来てくると思っています。
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