作品紹介が滞って 大変申し訳ございません。世田谷美術館の展覧会以降の作品をご紹介致しますのでご覧いただければ幸いです。
🌹 土曜日クラス
近藤さん
愛犬でしょうか 無邪気な表情が良く描けています。左に方向いているのが表情を強調しており 三輪の花も左に傾き 上からだいちゅうのリズムを作っています。それに対し 背景の金が波を作りながら右に下がって全体のバランスを取っています。
西脇Nさん
小さな作品ですが 金の揉み箔を作り 大きく空間を取って描いています。空間に負けない花や葉の色に苦心しましたが上手く出来ました。小さな画面の中に宇宙と自然の可憐な情緒が描けたと思います。
天野Kさん
またしても天野さん独壇場の傑作が出来ました。書も素晴らしく 我先に銀河流るる朱法師と書いてあるとの事です。天野さんの絵はいつもノスタルジックな 哀惜が描かれています。要するに紛う方なき詩人なのです。
🌹 日曜日クラス
小原さん
以前鹿の母子の絵がありましたが 今回の白熊の絵も母子の愛情を感じさせる表情がとても良く描かれています。背景の張り詰めた月と星空 空気も良く伝わり 特に月の細さが良かったと思います。手前の氷の割れ目のような線も画面の緊張を緩める意味で効果的でした。
🌹 木曜日クラス
吉永さん
いつもながら抒情豊かなえになりました。画面の中のモミジの分量 空間の分量 シャガの大きさと配置 それに加え色彩とトーンの変化 それら全てに抒情性がふくまれています。モミジもシャガも小さく描かれていますが 小ささを感じないのは 素直な素朴さによるものでしょうか。
大西さん
いつもよりボカシなども入り 大西さんらしくない感じをうけますが 色彩 構成などにやはり大西さんrasisaga出ていると思います。色々動く時がありますが 元来絵を描く質を持っているので やがて大西さんらしい絵が出来てくると思っています。
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