9月の教室から完成作品を講師の寸評を添えてご紹介致します
❍ 木曜日クラス
松本さん
今回の作品は 今迄の松本さんの絵の中でも傑作の一つではないでしょうか。
松本さんの優しい 哀感を持った人柄が充分こちらに伝わって来ます。
絵の具の美しさも発揮され 技術も素直でてらいが無く とても良いと思います。
正直に 素直に 勇気を持って 日本画を学んで行って下さい。
大橋さん
大橋さんはこの教室で日本画の素描から始め 岩絵の具の使い方を覚え 日本画の方法を身につけて行っています。この作品は特に 白い百合を胡粉を使って表現する 胡粉の使い方を学びました。葉の色の変化で空間を作り 花瓶もわずかな色の変化で 丸みや磁器の質感も感じさせようと工夫しながら描きました。このように 日本画の基礎を身体に染みこませていくことが大切に思います。
上原さん
上原さんの作品の特徴は タップリとした豊かな資質を持っていることだと思います。構図も絵の具の扱いも伸びやかです。今回の絵では 特に椿の花が瑞々しく匂うように描けました。今後もあまり型にはまらず おおらかにかんじたように描いて行ってほしいと思います。どんな絵が出来てくるかとても楽しみです。
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