一月の教室から 完成作品をご紹介致します。講師の寸評も合わせてご覧ください。
⛄ 日曜日クラス
永井さん
初心者で 一作目の作品とは思えない技術の上手さです。絵の具のボカシ方などはなかなか難しいものですが 要領をよく把握し 巧みです。色彩も 岩絵の具の特色を生かした扱いが出来ており 美しく出来ています。描写が的確で技術が優れていると 堅くなりがちになるものですが そんなこともなく 柔らかい情感も感じます。素直に上達して行って欲しいと思います。
⛄ 木曜日クラス
新井さん
揉み紙の上に ポインセチアを描きましたが 着実に進歩しています。岩絵の具の中でも代表的な絵の具である天然の朱と緑青を使い 緑青は少し焼いて色相を渋くしてあります。デッサンがとても良く 伸びやかな葉の形が 上手く表現されました。一歩一歩確かな歩みで日本画を身に付けて行って欲しいと願っています。
鈴木Yさん
格子の垣根から額紫陽花が飛び出している。なかなか着眼点が面白い絵になりました。幾何学的な造形の中に自然が取り込まれ それが上手く絵にまとめられています。鈴木さんは造形力 デッサン力 技術力に優れたものを持っています。御舟は日本画に必要なのは 芳しさであると言っています。鈴木さんの絵にそれが加われば鬼に金棒です。
鈴木Yさん
この絵も鈴木さんの特色がよく出た絵です。デッサン 画面 構成 それに伴う技術がとても良く出来ています。カーラーの白の胡粉の扱いが上手く バックの黒に良く映えています。葉の色相を様々な色にしましたが これもモノクロームの中の色の変化として的確に出来ました。
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